フィリピン日系山岳民族への奉仕活動に資金寄付

12月17日、小田原北ロータリークラブはNPO法人サルボン(今泉光司代表、映画監督)に奉仕活動資金を寄贈しました。

今泉氏は、20世紀初頭から多くの日本人が移民労働者として渡航しているフィリピン北ルソン山岳地帯を中心に足掛け25年に亘り奉仕活動を行っています。先の大戦では激戦地となり日本兵の白骨街道と化すなど、戦中戦後と苛烈な生活を強いられて来た当地域の日系山岳民の実態を調査し、独力で35㎜劇映画を自主製作。映画はブラジル、ドイツ、インド、台湾、タイの国際映画祭公式コンペに招待されるなど好評を得ました。

その後も地元の山岳地帯を始め道路や電気などインフラが整備されない極貧地帯において、社会活動家たちと様々な奉仕活動を行ってきました。平和映画祭や戦争の国際慰霊祭を主催する傍ら、台風など自然災害の緊急支援を行い、直近ではコロナ禍で孤立した山岳地帯の学校にインターネット用のパソコン寄贈や医療支援への募金活動も行っています。